【現役保育士が解説】保育士試験の勉強はいつから始めるのがベスト?

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保育士試験の勉強に取り組もうと考えておられる方の中には、「いつから勉強を始めるのがいいのかな?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

私の場合、当時は平日朝から晩まで仕事をしており、毎日1時間程度しか勉強ができませんでしたが、半年あれば合格への目途を立てられることを実感しました。

その時の経験を踏まえて、保育士試験の勉強を始めるのに最適な時期についてお話させていただきます。

これから保育士の勉強を始めようとお考えの方はぜひ参考にして下さい!

目次

保育士試験の勉強は10月か4月に始めるのがベスト!


まず、現在の保育士試験は以下の年2回実施されています。

  • 前期(4月)
  • 後期(10月)

どちらも2日間にわたり全9科目を受け、合格科目は3年間免除されるというシステムです。

3年のうちに全科目合格し、実技試験も合格すると保育士資格が取得できます。

さて、勉強をスタートさせる時期ですが、それぞれ試験の半年前がおすすめです。

  • 【前期】試験4月 勉強開始10月
  • 【後期】試験10月 → 勉強開始4月

勉強を始めるのは早いに越したことはないですが、1日1時間勉強する時間が確保できるのであれば、6ヶ月あれば十分に試験対策ができます。

とは言っても、仕事、育児、家事…やらなければならないことと両立しながら勉強をするのは大変ですよね。

受験生や学生時代は皆さん勉強優先の生活だったかと思いますが、社会人になるとそうはいきません。

忙しい毎日の中で仕事と勉強を両立させていくためには、試験日から逆算して計画的に勉強を進めていく必要があります。

みさと
みさと

時間ができたら勉強するのではなく、勉強するための時間をあらかじめ確保することが大切です!

仕事や家事で忙しく、まとまった勉強時間がなかなか取れない方は、スキマ時間で勉強していくことをおすすめします。

1回15分程度の勉強時間を1日4回つくることができたら1日1時間勉強したことになりますよね。

忙しくてもスキマ時間を利用すれば、6ヶ月間でしっかり試験に備えられます。

もっと勉強時間が確保できる人なら試験の5ヶ月前から勉強をスタートさせても間に合うと思います。

自分自身の1日のスケジュールを振り返り、勉強に割り当てられる時間はどこにあるか把握していくことから始めていきましょう。

10月に保育士試験の勉強を始める場合のシミュレーション

勉強の進め方ですが、毎日1時間勉強時間が確保できると想定してお話していきます。

流れを簡単にステップ形式で見ておきましょう。

STEP
勉強開始前の準備期(約1週間)
STEP
全体像把握期(約2ヶ月)
STEP
インプット期(約3ヶ月)
STEP
アウトプット期(約2ヶ月)

それでは、順番に詳しく解説していきますね。

勉強開始前の準備期(約1週間)

まずは勉強を始める前にテキストを揃えましょう。

テキストを選ぶポイントとして、用語の意味などがしっかり解説してあるものを選んでください。

イラストが多めの見やすいテキストもあるかと思いますが、私は文章がびっしり書かれていて用語の説明が多いテキストの方がとても参考になりました。

また、各科目のテキストとは別に、保育所保育指針の単行本も購入することをおすすめします。

なぜおすすめするかというと、保育原理から保育所保育指針についての問題が数多く出題されているからです。

ここ数年の過去問題を見ていても他の科目でも保育所保育指針から1、2問は出題されていますので、保育所保育指針を頭に叩き込んでいれば必ず点は取れるというわけです。

単行本であれば薄くて持ち運びしやすく、お手頃価格なので買って損はないと思います。

全体像把握期(約2ヶ月)

さて、勉強のスケジュールですが、まずは10月・11月の約2ヶ月を使って保育士試験の全体像を把握していきましょう。

テキストと保育所保育指針を読みつつ各科目の過去問題をチェックしてください。

最初から過去問題に手を出すなんて早いと思うかもしれませんが、問題を解くわけではありません。

どのような形式で出題されるのか確認し、問題文に出てくる用語をチェック、そしてテキストでさらに詳しく調べます。

また、なぜその文章が正解なのか、その他の出題文は何が間違えてるのかを考えることがとても重要です。

自分の覚えておきたいポイントをノートにまとめるという人もいますが、ノートまとめには大変時間がかかりますし、個人的にはあまりおすすめしません。

みさと
みさと

私はテキストに直接緑色のマーカーを引き、覚えたい箇所が赤色のシートで隠れるようにして自分だけのオリジナル参考書を作り上げていました。ノートまとめの時間を省くことで効率的に学習できていたように思います。

ここでポイントなのが、自分が勉強してみたいと思う科目から始めること。

勉強を習慣化できるようにするために、まずは興味のある科目からスタートしてモチベーションを維持していくことが大切です。

インプット期(約3ヶ月)

12月・1月・2月はテキストを参考にしながらインプットをしていきましょう。

ただし、週1、2回程度は必ずアウトプットをし、ちゃんと頭に入っているのか確認してください。

テキストを眺めるだけでは知識が頭に入りにくいです。

確認問題を解いたり、声に出して覚えたりして勉強にアクセントを持たせながらアウトプットをするのが良いかと思います。

みさと
みさと

私の場合、覚えにくいと感じた用語と意味を付箋に書き、トイレや洗面所、台所等に貼りつけていました。身支度や家事をしながらその付箋を見ることができるので、努力せずに暗記することができていました。覚えたら付箋を外し、新たに覚えにくい用語を貼るという流れを繰り返していました。

身支度をしている時間、洗い物や洗濯などの無意識で家事ができる時間も勉強時間として活用してみてください!

アウトプット期(約2ヶ月)

ラストスパートの3月・4月は最新の過去問題や予想問題集を使ってどんどん問題を解いてください。

分からないところは分からないままにせず、必ずテキストで調べましょう。

4月になってからは問題を解く際に制限時間を設け、本番と同じように過去問を解くことをおすすめします。

また、苦手な科目にはとことん時間をかけてテキストを見返して復習してください。

このスケジュールはあくまでも目安ですので、ご自身の1日に確保できる勉強時間、知識によって変わってくるかと思います。

モチベーションが維持できる無理のない学習スケジュールを立てて勉強を進めていきましょう!

4月に保育士試験の勉強を始める場合のシミュレーション

4月に試験勉強を始める場合も、10月から始めるパターンのシミュレーションとさほど変わりません。

4月・5月はテキストと保育所保育指針を読みつつ各科目の過去問題に目を通してください。

問題を解くのではなく、なぜこの問題文が正解でなぜこの問題文が間違えなのか、そこに着目しましょう。

保育所保育指針から出題される可能性がとても高いので寝る前に読んだり、音読したものを録音して聞いたり、毎日保育所保育指針に触れておくといいと思います。

6月・7月・8月はテキストを使ってインプット、そして定期的にアウトプットをしていきましょう。

テキストに何度も出てくる用語は重要用語だと思ってチェックしておいてください。

9月・10月は過去問題や予想問題集を使ってどんどん問題を解いてください。

間違えた問題、自信をもって解けなかった問題はチェックして解説は必ず読むようにしましょう。

同じ年の前期の試験問題は必ずチェックしておいてくださいね。

試験日当日に風邪をひいたり体調を崩してしまうと今までの勉強の成果が100%発揮できないかもしれません。

睡眠時間を削って勉強したい気持ちも分かりますが、体調管理の徹底を心掛けていきましょう!

計画通りに勉強を進めるなら通信講座!特にユーキャンがおすすめ!

4月、10月それぞれに試験勉強を始めた場合のシミュレーションまでお伝えしましたが、これをある程度計画通りに進めるのがこれまた難しいんですよね。。

特に独学だと自分に甘えが出てしまい、「今日は疲れてるしもういっか。。」などと計画がずれ込むことがよくあります。

そこで、おすすめしたいのが通信講座です。通信講座は添削指導がついているところが多く、ある程度スケジュール感を持って勉強を進めることが可能です。

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まとめ

私自身の経験をふまえて、勉強を始めるのにベストな時期や、勉強スケジュールついてご紹介させていただきました。

毎日の勉強時間が1時間確保できるのであれば、4月受験のためには前年の10月から、10月受験のためには4月から学習をスタートさせてみてください。

1日にどれだけ勉強時間を確保できるかによって、勉強をスタートさせる時期は人それぞれ変わってきます。

あくまでも参考程度にし、ご自身のライフスタイルを振り返ってスケジュールをたてていきましょう。

日々のスキマ時間を活用して勉強するクセをつけていけば、案外簡単に1日1時間は勉強できると思います。

ちなみに実技試験は筆記試験後から2、3ヶ月の期間があくので、筆記試験が終わってから対策をしてもまったく問題ありません。

まずは筆記試験のことだけに集中して日々の勉強を無理なく進めていってください。

保育士の需要は年々高まってきており、AIに奪われる仕事ではないので資格をとってしまえば職に困ることはありません。

息抜きもしながらご自身のペースで勉強を進めていってくださいね^^

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この記事を書いた人

当サイトの管理人「みさと」と申します。

私自身、通信講座で保育士を取得した経緯がありますので、その経験を活かして通信講座の選び方やおすすめの講座、勉強方法など余すところなく書いていきます!

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