【保育士120人に聞いた】保育士の大変なこと・つらいことランキング

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【保育士120人に聞いた】保育士の大変なこと・つらいことランキング

これから保育士を目指す方にとって、保育士の大変なこと・つらいことは事前に知っておきたいですよね。

そこでこの記事では、大手クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」で保育士さん120名にアンケートを取った結果を1~10位までのランキング形式でまとめております!

保育士の大変なこと・つらいことを知りたい方は、ぜひ参考にして下さい^^

目次

アンケート調査概要

ランキングに入る前に、まずは軽くアンケートの調査概要を記しておきますね。

★アンケート取得媒体
クラウドワークス


★実施期間
・2024年09月29日 ~ 2024年09月30日

★調査対象
保育士資格保有者


★調査人数(属性内訳)
【性別】
・女性 → 100名
・男性 → 20名

【年齢】
・20代 → 38名
・30代 → 50名
・40代 → 23名
・50代 → 8名
・60代 → 1名

・合計 → 120名

近頃嘘を書くサイトも増えてきてますので、一応証拠画像も載せておきます。

クラウドワークス保育士アンケート120名分の画像

それではアンケート結果を見ていきましょう!

1位:保護者の対応(22名/120名)

保育士の大変なこと・つらいことランキングの1位は保護者対応でした。

アンケート結果をいくつか抜粋してみましたのでご覧ください。

保護者対応が一番辛かったです。攻撃的な保護者さんが一人いて、気に入らないことがあれば怒鳴り込みにこられるので心が苦しい時期がありました。  20代女性

保護者から理不尽なクレームをつけられたり、非常識な要望を受けることがある。自宅では一切トイレトレーニングはしないのに、オムツが外れないのは保育士のやり方が悪いせいだと言われた。  30代女性

所謂モンペや過保護な親などに攻撃やクレームを入れられることが多かったです。卒園DVDにうちの子があまり映っていなかったや、この先生の髪色が明るすぎる、化粧が濃すぎるなどそこで疲弊してしまいました。  30代女性

保護者にこどもの日頃の様子を伝えても、家ではできてるので!と言われ、結局何も支援に繋げることができないこと。それで保育者側が疲弊して悩むことが多い。  30代男性

保護者の対応が大変です。ワーキングマザーで大変なのは分かりますが、もっと主体的に子どもと向き合わないと、愛着形成やお子さんの成長に悪影響が出るので、それをやんわり伝えたり、気づかせるのに神経を使いました。  40代女性

いわゆるモンスターペアレントですね^^;

我が子のかわいさゆえに盲目になって保育士さんにあたるケースもあるでしょうし、そもそも気質が荒い保護者の方もいらっしゃるでしょう。

これはどの保育園でも少なからずあることですし、各園で様々なケースに応じた対処法もあると思います。

もし巻き込まれても一人で抱え込むことなく、複数の保育士さんで対応にあたるようにしたいところです。

2位:体力の消耗(21名/120名)

保育士の大変なこと・つらいことランキングの2位は体力の消耗でした。

こちらもアンケート結果をいくつか抜粋してみましたのでご覧ください。

体調や体力の維持。子どもを抱っこしたり園庭で走り回ったりと体力勝負の仕事のため疲れやすく、忙しくて免疫が弱っている時に子どもから風邪などの感染症をもらうことも多かったから。  20代女性

男性だからと仕事の押し付けや重たい荷物を運ぶ時は、絶対に自分でした。それがだんだん辛くなってきました。  30代男性

意外と子供が帰ったあとのことです。残業にもなりますが、運動会の準備、学芸会の準備が面倒です。会場準備の力仕事もあります。それを通常業務が終わった後の疲れた状態で行うのがつらかったです。  30代男性

気を付けていても腰痛になりやすい。抱っこしないといけない時に苦痛を感じてしまうと顔に出てしまうから。なかなか腰痛が改善しない。  40代女性

育ちざかりの子供が相手なので、運動量が半端ではありません。若い時は体力も気力も満ち溢れているのでこれらも楽にこなしていましたが、年齢がかさむにしたがって毎日夕方はへとへとになります。  50代女性

「体力の消耗」については意外と男性保育士さんからの声が多く上がっていました。

男性だからと力仕事を押し付けられる節がどうしてもあるようですね。

もちろん女性の方も労働時間の長さや残業から体力の消耗を感じておられるようですし、感染症にかかりやすいというのも保育士さんならではでしょうね。

ただ、感染症は結構慣れです(笑)

私も働き始めの頃は頻繁に子どもたちから感染症をもらってましたが、一通りもらって免疫がついたのか5年目くらいからは強靭な耐性ができたように感じます。

3位:人間関係(17名/120名)

保育士の大変なこと・つらいことランキングの3位は人間関係でした。

これはどの職場でも挙がってくる意見ですよね。

こちらもアンケート結果をいくつか抜粋してみました。

新卒で入職した職場でパワハラに遭ったことです。同じクラスで担任をもっていた一回り上の先生から、パワハラを受けて精神を病んでしまいました。食事も喉を通らなくなり「うつ状態」と診断されてとてもしんどかったです。  20代女性

保育士はほとんど女性職員ばかりなので、人間関係が悪くなると派閥みたいなのが出来て陰口の言い合いが聞いてて辛かった。  20代女性

自分の経験が全てだと思っているお局。「新しい意見どんどん欲しいから!」って言う割には若い人の意見丸無視で否定から入る。でも若い男の先生は大好きなのでめちゃめちゃ甘やかして時には女の顔するのほんとに無理。  20代女性

1番辛かった事は人間関係です。保育士は女性が多くまた年齢的にも幅広いので色々な方と付き合いながらの職場になります。しかも複数でクラスを受け持つ事があるので、相性の悪い方とクラスが一緒になると1年間もやもやした気持ちで過ごすことになり辛い日々でした。  40代女性

保育に対する考え方が違う職員とのやり取りが何より辛かったです。平成でも令和になってもその悩みや辛さは一緒です。  50代女性

保育園はいわゆる「女性の職場」ですから、ドロドロした人間関係が多いのも事実のようです。

上司からパワハラなどを受けた、保育観念が違う保育士さんとの関係、などなど様々意見がありました。

4位:子どもの安全配慮(14名/120名)

保育士の大変なこと・つらいことランキングの4位は子どもの安全配慮でした。

保育士ならではの悩みですね。

こちらもアンケート結果をいくつか抜粋してみましたのでご覧ください。

加配の必要な子どもがいるクラスに配属された時、みんなで情報を共有してどのような対応をしていくか、考えるのが大変だった。まだ加配と診断があるわけではなかったので職員が配置されることはなくクラスが大変だった。  20代女性

児童のアレルギー対策が思ったより苦労しました。一人一人を把握しなければならいのですが、保育士の人員不足もありチェックシートなどで対策をしました。  20代男性

保育士をしていて一番大変だったのは、子どもたち一人ひとりに十分な注意を払うことでした。複数の子どもたちが同時に問題を起こすこともあり、全員に公平な対応をするのが難しく、体力的・精神的に消耗しました。  30代男性

アレルギーの誤食をしてしまった事で子どもを危険な目にあわせてしまい、保護者からも責められた時は生きた心地がしなかった。 30代女性

保育士をやっていて一番大変だったのは、子供にケガをさせてしまった時です。園庭で遊ばせていて友達同士でぶつかってしまい、片方が擦り傷のケガをしてしまいました。そのことを主任や園長に伝えるとすぐに親に連絡をし、「お子様をケガさせてしまい、申し訳ありません」と頭を下げている姿は今でも忘れられません。親は、「気を付けてくださいね」程度だったのでまだ良かったのですが、場合によっては裁判沙汰にもなるので、それ以来園庭で遊ばす時は細心の注意を払うようになりました。 40代男性

子供達への安全配慮に精神を削られる方も少なくありません。

食物アレルギーしかり怪我しかり…常に気を配っていないと何が起こるか分かりません。

1人の子どもを両親で面倒をみるのも大変なのに、保育園では子どもの数の方が圧倒的に多いわけですからね。

私個人的には子どもの安全配慮が保育士にとって一番大変なことだと感じています。

5位:残業の多さ(11名/120名)

保育士の大変なこと・つらいことランキングの5位は残業の多さでした。

アンケート結果をいくつか抜粋してみました。

基本的に時間内で終わる仕事は少ないので休みの日にやらなければならない。製作やピアノ練習など。残業が当たり前の仕事でした。  30代女性

保育以外の事務仕事(制作や指導案など)が勤務時間内に終わらせることが出来ず残業になったり、担任を受け持っていると子供の怪我等で保護者に直接会って対応ご必要となりサービス残業が必要になったり勤務時間外での仕事が増えてしまうことが多いこと。  30代女性

自分の家庭と仕事との両立が難しく、自分の子供との時間を確保するのが難しかったこと。保育士は持ち帰りの仕事やサービス残業がとにかく多いので、自分の子も当然のように延長保育を利用せざるを得なかったし、家にいてもやらなければならないことが多かったから。  40代女性

子どもの個人記録や月案等、園内では処理しきれない書類関係を家に持ち帰ってする事。土日が潰れ、自分の時間や家族の時間が取れない。  40代女性

保護者の都合で迎えにくるのが遅くなり、その時間まで園に残らなければならなかった事です。友人との飲みに遅刻しました。 40代男性

恐らく定時で帰っている保育士さんってほぼいないんじゃないでしょうか。

それくらい残業が当たり前の業界だと思います。

持ち帰り仕事も多いですし、定時はあってないようなものだと思っておいた方が良いでしょう。

6位:給料が安い(10名/120名)

保育士の大変なこと・つらいことランキングの6位は給料が安いでした。

近頃、保育士さんの給料が安すぎるというのは問題になってますよね。保育士さんたちもそう感じているようです。

こちらもアンケート結果の抜粋を。

給料が安い。書類が多く、子どもたちの保育が終わった夕方や、休憩時間を利用して書類を作成し、家では制作などの作り物をして、毎日残業をしているが、残業代などは支払われず業務内容に見合わない給料だから。  20代女性

命を預かる大変な仕事で仕事量もかなり多いのに、給料が少ないこと。サービス残業や休日出勤も多い中で、精神的、身体的にもストレスが大きく、モチベーションが上がらないどころか、自分を犠牲にして働くことに馬鹿馬鹿しさを感じるようになってしまったから。 30代女性

給料の割に責任が重く感じますし、体力的にとても大変で、休みも少なくそれが世間的にも認知されてないところがつらい点だと思います。 30代女性

仕事をやり始めるとキリがないけれど、給料は高くない点です。頑張っても頑張らなくても給料に反映されない点がつらかったです。 30代女性

子供の命や成長を預かっている割りには給料が安すぎる。自分のタイミングで仕事が終われない。子供中心、親のお迎え次第で退勤時間が左右されるのに残業代も出ない。 30代男性

給料が低いことが一番つらいと書かれたのは、30代の方に多く見られました。

30代といえばある程度仕事も出来るようになり、同年代の友人たちは給料がグングン上がっていく世代。

その年代においてこの意見が多く出てくるというのはやはり考え物ですね。

ただ、今後は保育士の給料・年収は上がっていく傾向にありそうです。以下の記事で詳しくまとめてますので、気になる方はこちらも参考にして下さい。

7位:精神的なきつさ(8名/120名)

保育士の大変なこと・つらいことランキングの7位は精神的なきつさでした。

アンケート結果の抜粋は以下の通りです。

何か辛いことや嫌なことがあっても子どもたちの前では笑顔で元気で居なければいけないところ。担任を持つと息抜きの時間などはなく、どんなことがあっても日々の保育はあるため精神的に辛かった。  20代女性

1年目副任、2年目から担任でした。1年目で見て経験していたことを活かせるかと思っていたが、実際にクラスを持つということの大変さを感じ慣れるまでに時間がかかった。見ていたもの、思っていたものとのギャップが凄すぎて、周りの先生についていけず精神的に辛くなってしまい体調不良が続いてしまった。  20代女性

当たり前のことなのですが、子どもの泣いている姿を毎日見るのが一番辛かったです。子どもの泣き声はメンタルに直接響く気がします。  30代女性

やらなければならないことが多すぎて、思考がフリーズしていた時。早くなんとかしないとと思えば思うほどパニックになった。  30代女性

幼児が急に言い合いを始めたり、泣き出したりしていう事を上手く聞いてくれなくなるときもありました。子どもの感情の波に上手く付き合っていく部分は一番の試練といえる部分でした。  30代男性

こうしてみてみると、精神的なきつさには色々な要因がありますね。

何にせよ、精神的にタフでないとなかなか保育士は務まらないのは間違いないでしょう。

8位(同率):事務作業の多さ(6名/120名)

保育士の大変なこと・つらいことランキングの8位は同率でした。まずは事務作業の多さです。

アンケート結果の抜粋は以下の通りです。

持ち帰りの仕事や日中の作業、準備物が多く、業務時間内に終わらせることが厳しかったことです。一つ終わるとまた次へとどんどんやることが出てきたり、子ども一人一人の様子を毎日連絡帳へ記入していくことが大変でした。  20代女性

記録、保育計画、行政への提出書類作成等の事務作業が特に大変でした。いかにお昼寝中に進められるか勝負みたいな感じでした。  20代女性

書類が多すぎるのが大変。作業に取り掛かれる時間も少ないのに、色々な書類が多すぎる。  30代女性

【書類の多さ】ICT化が進む前だったこと、私自身の要領の悪さもあったと思うのですが、手書き書類が多く大変でした。休憩中に連絡帳の返事を書くことは当たり前でしたし、日々の記録、指導案などとても保育をしながら全てを終えることは難しく、勤務時間外に残って(もちろん残業代はない)書き上げるしかなかなったのがつらかったです。  40代女性

子どもと遊んだりするイメージの強い保育士ですが、意外と事務作業が多いんですよね。

様々な種類の書類を作成しなければならず、持ち帰り仕事されている方も結構多いです。

子どもがいる間はお昼寝時間などに集中して行うのが常ですが、慣れるまでは結構きついと思います。

8位(同率):子どもの気持ちが分からない(6名/120名)

保育士の大変なこと・つらいことランキングの8位同率、もう一方は子どもの気持ちが分からないでした。

こちらもアンケート結果の抜粋をご覧ください。

まだ小さい子たちで気持ちを伝えるのが難しいのでどれだけ言葉無しで相手の気持を理解して対処していくのが大変でした。  20代女性

保護者の方に「先生はうちの子をきちんと見てくれていますか?話を聞いてくれていますか?」と言われてしまったことです。子が親に話を聞いてくれないと訴えたために出てきたクレームだと思います。日々精一杯子どもたちと接していたつもりだったのですが、そう思っていない子もいたんだなとショックでした。  30代女性

こどもの気持ちがなかなか掴めず、自分じゃ嫌だと抵抗されたり他の先生の方へ行かれたとき。自分じゃ寝かしつけができず、他の先生はできたときに、自分の無力さを感じて辛かった。  30代女性

子どもの思いを理解できず、つい強い口調で言い聞かせようとして、悲しみや不満の表情を向けられること。一人一人を尊重したいが、クラス全体の活動のことを考えるとつい焦ってしまう自分の実力の無さに泣きたくなってしまう。  40代女性

保育士さんだからと言って、必ずしも子どもたちの気持ちが分かるというわけではないということですね。

それが悔しくて負担になって…という悪循環になってしまうのでしょう。

子ども全員の気持ちを1人の保育士さんが理解できる方が難しいので、あまり背負い込み過ぎないように心がけたいですね。

10位:イベント準備(5名/120名)

保育士の大変なこと・つらいことランキング10位はイベント準備でした。

アンケート結果の抜粋をご覧ください。

大変だったことは発表会の練習と準備です。全体をまとめることが性格上苦手でもあり、私以外はキャリア10年近くもしくはそれ以上の先生のため、台本を考えるのもひと苦労。比べられてしまっては子どもたちにも申し訳ないため、そういったことも考えすぎてしまうタイプでその期間が辛かったです。また今年もその時期がやってくると思うと憂鬱です。  20代女性

運動会や発表会などの行事前の準備(構成をねったり、衣装を作ったり)が日々の業務と重なって大変だった。 30代女性

製作、毎月の行事イベントの準備。特に発表会、運動会。幼稚園と違って1日中子供がいる中での作業は厳しい。 40代女性

初めて年長を担任したときの運動会でのマーチング指導。他クラスの先生も手伝ってはくれるもののクラス全員の各パートの音楽指導は大変でした。得意な子もいれば、苦手な子もいるので。そして、年長としてある程度の形に仕上げないといけないプレッシャーもあったから。 50代女性

イベント準備は通常業務に+αで加わってくる業務なので、もちろん体力的にもしんどいです。

さらに子ども達一人ひとりの性格などに合わせて配役などを考えて…となるとなかなか精神的にもハード。

私もイベント準備は体力、精神両面から見てもなかなか大変な業務の一つだと感じています。

まとめ

今回は保育士の大変なこと・つらいことをランキング形式でお伝えしてきました。

当たり前ですが、どの職業においても大変なことやつらいことというのは存在します。

ただ、保育士ならではのしんどさというのももちろんあります。保護者対応や子どもたちの安全配慮、イベント準備などがそれにあたりますね。

これら保育士特有の大変なことやつらいことを事前に把握しておけば、多少は免疫を持った状態で業務にあたれるかと思いますので、これから保育士を目指す方はこの記事の内容も参考にしていただければ幸いです。

なお、当サイトでは保育士のやりがい・魅力ランキングも別記事でご用意しております。

大変なこと・つらいこともあるのは事実ですが、やりがいや魅力的なこともたくさんありますので、ぜひこちらの記事も一度見てみて下さい^^

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この記事を書いた人

当サイトの管理人「みさと」と申します。

私自身、通信講座で保育士を取得した経緯がありますので、その経験を活かして通信講座の選び方やおすすめの講座、勉強方法など余すところなく書いていきます!

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